人々の行動プロセスを解読し、
未来を動かす
ソリューションを生み出そう。

プロダクトマネジメント

2021年 入社

伊東 大輝 DAIKI ITO

大手総合電機メーカーでネットワークサービスやアプリの商品企画に携わり、その後デザイン制作会社でディレクターとしてアプリやウェブサイトのデザインを手がける。ものづくりの上流から下流まで経験したことで、プロダクトやサービスを企画、浸透・成長させていく事業企画の仕事に興味を持ち、リクルートジョブズへ。成長の手応えを感じはじめた3年後、プロダクト企画に注力しキャリアをより飛躍させたいと2021年ブログウォッチャーに転職。

前例も正解もない。
だったら自分で作ろうじゃないか。

「何だ、この会社は?」。社外を含め社内公募でいろいろな会社を見ていった中で、何をやっているのか分からないけれど、強烈に異彩を放っていたのがブログウォッチャーでした。興味をひかれ、引き寄せられるように話を聞きに行った日のことは、今でもありありと思い出します。社長の酒田さんが自ら、今やろうとしていることやその課題、そして私が活躍できそうなことなどを、ものすごい熱量で話してくださって、私もこれまでの経験をどういう形であれ、新しい価値として残せそうだというイメージが湧きました。一般的なプロダクトと比べると分かりにくいデータというものを、いかに形にしていくのか?という、正解のないチャレンジができることにも魅力を感じました。当時、社員はわずか20人弱、社内のシステムや制度も整っていない、まるでベンチャーのような状況でしたが、「ないものは自分で作ればいいや」という気持ちで、ブログウォッチャーに飛び込む決意をしたのです。

人々の意志決定プロセスを
データで可視化する。

私はブログウォッチャーの事業価値は、「人々の行動を理解すること」だと考えています。例えば、飲食店の指標で重要となる来店客数。これまで、来店客の増減の理由は「天気の良し悪し」や「広告やクーポンを投下したから」、「近隣で競合店が新店オープンしたから」といった、勘や経験でしか把握できていませんでした。しかし位置情報データを活用すれば、オフラインのお客様の行動履歴が分かり「どういうルートをたどって来たのか」「最近来店されなくなったのは引っ越しをしたから」「競合店に流れているから」といった確かな理由が見えてきます。現在はこうした科学的なデータ分析によって、お客様の行動に合わせた効果的なマーケティングやコミュニケーションの提案が可能になっています。人々の意志決定には必ず何かしらの行動が伴う。ブログウォッチャーはそこをデータで可視化する第一人者です。今後は位置情報データにとどまらず、他の様々なデータを掛け合わせることで、人々の暮らしをより便利にする全く新しいソリューションも生み出せるはず。ここにはそんな可能性が広がっていると思います。

位置情報データを
本当に価値あるデータにするには?

私が日頃から大事にしているのは「現場を見る」こと。どんなデータも、そこにリアリティがなければイメージしにくいですよね。とくに黎明期ともいえる位置情報データは、クライアントからしたら「すごいけど、それって本当なの?」と、眉唾であることも現実。「確かに使える」と確信していただくためには、データで見えてきたお客様の行動を、リアルなストーリーに落とし込み、それをどう使うのかまで語れることが重要です。実際に私がやっているのは、飲食店ならお店に食べに行き自分自身のデータを取ったり、周辺を歩いている方や来店されたお客様の属性を観察してデータと照らし合わせたりして、答え合わせをすること。すると、その場所に来ている人が、「スーツを着ていればビジネスマンのランチ」「買い物袋を持っていればショッピングのついでに来店した」といったストーリーが見えてきます。クライアントも「なるほど!だったら近くに来たらすぐに使えるクーポンを送ろう」「昼時にこのルートを通ったお客様にプッシュ通知をしよう」と、使い方までイメージできるようになるのです。現場を見るプロセスは、リクルートで培ってきた根幹にあるもの。そのスタンスはデータを扱うプロダクト企画という立場になっても変わらず持ち続けています。

前例も正解もないこの場所を面白がれ。

最初にお話ししたとおり、入社当初社内は整っていない部分や、ここは変えた方がいいなと思うことがいっぱいありました。でも外から入ってきていきなりそんなことを言うとハレーションを起こしてしまうよな…と自分を抑えていた時期があったんです。でもあるとき、他の部署でいろいろなトラブルを抱えて困っているのを見て、思い切って言ってみたら頼りにしていただいて。実際に状況がよくなっていきましたし、その後私のことを信頼してくれる仲間が増え、チャレンジングな仕事にも繋がっていきました。これは、自分は営業だから、プロダクト企画だからと職種にとらわれていては何も進まないこと、何より自分の枠を突破した先にある面白さ、自分の成長を実感した出来事でした。自分の可能性を広げたいという人、前例も正解もないこの場所を面白がりたい人は、遠慮はいりません。躊躇することなくブログウォッチャーの扉を叩いてください!