観光のDX化で、
地域を元気に、日本を元気に。

セールス/マーケティング

2021年 入社

酒井 幸輝 KOKI SAKAI

おでかけ研究所 所長

ゲーム開発会社 コロプラ社にてデータ分析、マーケティング、新規事業開発などに従事。2011年、同社にて人流データの社会実装を目指す「おでかけ研究所」を立ち上げる。さらなる事業成長のためブログウォッチャーへの事業譲渡と合わせ、自身もブログウォッチャーへ。熱き仲間たちと観光分野のDX化を推進するため奮闘中。3人の子を持つ父。趣味は家族旅行。

より深く、より速く、地域のお役に立つため、
ブログウォッチャーへ。

地域振興を目的に位置情報データ分析とその活用を支援する『おでかけ研究所』。位置情報ゲームの先駆け・コロプラ社に在籍していた2011年に、「データの力で地域のお役に立ちたい」という想いのもと設立しました。以降、原発事故による風評被害対策、人口減少・少子高齢化、オーバーツーリズム問題、コロナ禍による旅行自粛など、地域が直面する苦難に寄り添い続けてきました。 そして2021年、おでかけ研究所はコロプラ社を卒業し、ブログウォッチャーに参画します。ブログウォッチャーを選んだ理由は3つです。まずは、位置情報データのベンダーであったこと。データは機密性が高いもの。他社からお預かりするデータを扱うのと自社で収集したデータを扱うのとでは、分析精度・解像度が大きく変わります。次に、ソリューションやプロダクトまで自ら提供することが求められること。分析結果の報告やアドバイスだけでなく、解決策まで企画立案することで、柔軟かつ素早い価値提供が可能になると考えました。そして3つめが風土。ブログウォッチャーには、とてもパワフルなメンバーが揃っていました。私たちと同じように想いを熱くしながら一緒にチャレンジしていけるかどうかは、絶対条件の一つでした。

旅行者が持つストーリーを
浮き上がらせて、最善の打ち手を。

『おでかけ研究所』は、各地域・観光分野のDXを力強く推進するサービスを提供していますが、ブログウォッチャーのアセットを存分に活用し実現できたものの一つが、公益財団法人九州経済調査協会との協働で生まれた『おでかけウォッチャー』。「“デジタル観光統計”を身近に。」をコンセプトにした、地域観光分析に特化した人流モニタリングツールです。 『おでかけウォッチャー』は、各地の観光スポット・宿泊施設・商業施設などを訪れる人が、どの地域から、いつ(時間・季節・天候etc.)来たのかを明らかにします。旅行者に人気の周遊パターンは? 晴れた日にはどこへ行き、雨の日はどこへ? 夏には? 冬には? といったストーリーを浮かび上がらせます。これは、プロモーションだけでなく、旅行者の満足度を高める受入整備やイベントの立案評価、そして地域が一体となって観光振興に取り組むための力になります。

『おでかけウォッチャー』を、
地域・観光活性化のインフラに。

『おでかけウォッチャー』はコンセプト発表から10ヶ月ほど経った、2022年9月時点で全47都道府県のうち約20%の広域自治体にご利用いただいていますが、私たちはすべての都道府県で活用いただける未来を目指しています。日本中で『おでかけウォッチャー』が活用されるようになったそのときこそ、本当に大きな価値が生まれます。全国各地で取り組まれる観光分野の様々な施策のなかで、何が成功し・何が失敗したのか・費用対効果はどうかといった経験・知見が『おでかけウォッチャー』に集合知として蓄積されていくのですから。それはつまり、日本中の自治体が行政の境界を越えてつながり、全国の知見を共有・活用できるということです。財源が決して豊かではない市区町村にも効果的な打ち手を見つけていただくお手伝いがこれまで以上にできるようになるでしょう。私たちはこの『おでかけウォッチャー』を地域・観光活性化に欠かせないインフラにしていきます。

「日本をより良くしたい」。
情熱を持った人の数だけ、事業が増えていく。

コロナ禍を経て、人々の“移動”に対する考え方が変わりました。これから先は、“なんとなく”の移動が減り、確かな目的意識を持った移動が増えていくはずです。わざわざ移動するだけの価値があるコンテンツに人々が集まるようになり、その価値を生み出せるコンテンツを作れるかどうかにより多くの業界のマーケッターの関心が向くことになるでしょう。ブログウォッチャーが保有する国内最大規模の位置情報データは“移動する価値があるコンテンツ”の評価はもちろん、生み出される過程を解明できる可能性を秘めています。不要不急の外出を控えることが求められる時代に、どうすれば人々を移動させる動機づけができるか、その謎を解き明かすことで未来が拓ける地域や企業のすそ野はとても広いだろうと考えています。 観光振興や地域経済活性だけでなく、安心・安全・利便性を支えるto Cサービス、あるいはエンタメ領域など、位置情報にはまだまだできることがある。他に類のないデータを持つブログウォッチャーにいると、「あれもできる」、「これにもチャレンジしたい」という想いが次々と湧いてきます。その意味では、「日本をより良く変えたい」という情熱を持った人にこそ位置情報データに触れて欲しいと願います。人の情熱とデータが触れ合ったとき、きっとまた新たな価値ある事業が生まれるはずです。