技術革新で、
膨大な位置情報データを
価値あるものに変えていきたい。

エンジニア

2019年 入社

北浦 智大 TOMOHIRO KITAURA

エンジニアとしてカカクコムやサイバーエージェントを経て、前職では大規模ECサイトのDMP構築、システム設計〜リリースまで全プロセスを担う。その後より大規模なDMP構築に携われるブログウォッチャーに興味を持ち、2019年に入社。現在はプロダクト本部エンジニアリンググループCTOとして活躍しながら、エンジニアの採用や働く環境の整備なども行う。

保有データは3年で
230テラバイトからペタバイト級に!

前職では、あるECサイトの購買データをもとに、分析・マーケティング施策を行う為のDMP構築・運用を行っていました。 今もDMPという箱分析・マーケティング基盤を作る点においては同じですが、まず圧倒的に違うのはデータ量です。その当時私が使っていた購買データは、多くても数十ギガバイトほどだったかと記憶していますが、位置情報データは入社した2019年当時で230テラバイト、そして3年経った今は1ペタバイトに達しています。これは位置情報データの領域ではトップクラスの規模です。また、この位置情報データを活用することによって、以前は出来なかったような取り組み施策が出来るようになったのは大きな変化ですね。ブログウォッチャーが保有するデータは、クライアントやその先にいる顧客、さらには社会にも影響を与えられるような、新しくてダイナミックな仕事ができる可能性に満ちている。エンジニアに限らず、データを扱うすべての人にとって魅力溢れる環境と言えるでしょう。

ビジネス思考を持ち、
エンジニアとしての価値を磨き続ける。

エンジニア視点でお話しすると、ペタバイト級のデータを扱うDMP構築や、これらを使ったシステム開発を進めていくため、最新技術に触れる機会は非常に多くあります。自らの手で大規模開発の検討〜導入まで行うのは、とてもやりがいを感じますね。データが少ないからこれができないとか、大手やSIerなどの受発注開発で一部の工程にしか携われないといったことは一切ありません。仕様書も書けば、コーディングも行います。また特徴的なのは、ビジネス的視点で事業を加速するためのシステムを自ら提案し、実装するところまで担うこと。ここにはそんなエンジニアしかいませんし、むしろこうしたビジネス視点が求められています。私自身17年間エンジニアとしていろいろな経験をしてきましたが、特にブログウォッチャーに来てからの3年は、目の前の課題に対してはもちろん、潜在的なビジネス課題を見つけ解決するようなエンジニア領域を超えた仕事を数多く行ってきました。それにより、自分の幅が大きく広がったと実感しています。

職種はあってないようなもの…!?

ブログウォッチャーでは他職種でも同じように職種を超えた思考やスキルが求められます。例えば営業であれば、クライアントの技術担当者や社内のエンジニアと共通言語で会話ができる基本的な知識、SQL(データベースの操作言語)を書ける力です。全職種同士が日常的に同じ視座でコミュニケーションできるため、業務上の意思疎通は非常にスムーズ。ですから、「これをやろう!」と言ったときのアウトプットが、とてつもなく早い。しかも、「自分たちの仕事はここまで」と明確に線引きすることがなく、職種を飛び越えて「やりたい人がやる、できる人がやる」という風土があるから、斬新なアイデアも生まれやすいんです。いろいろな知識や思考が求められ、ときに大変なこともありますが、その分得られる喜びやスキル・経験の厚みはケタ違い。職種に閉じず、幅広い業務にトライしてみたいというマインドを持った人なら、無限のチャンスがつかめるはずです。

位置情報データの価値はまだまだ弱い。
もっと社会に浸透させなくては。

位置情報データは、すでに多くの社会課題を解決し世の中を便利にしています。アプリを活用したマーケティングや広告効果の可視化をはじめとするDXによる業務プロセスの効率化に、新たなビジネスモデルの創出…。コロナ禍においては、公的研究機関とともに人流分析のためのデータ連携を行ったり、飲食店や小売店に対しては、来店客数の予測や周辺の人流予測によって混雑回避や仕入れ・人員配置の最適化に貢献したりしています。ただ、位置情報データの活用は始まったばかり。まだまだ価値を発揮できているとは言えません。個人的には、目的なく旅行に行っても、趣味嗜好や普段の行動に合った観光地やグルメ情報をレコメンドしてくれたり、そこに行くための交通手段の予約までできたりといったような、人の暮らしに根付いたサービスがもっと当り前にある状態にしたい。この実現には革新的なアイデアや技術が必要ですし、時間も予算もかかります。ですが今はエンジニアとしてこの難題をどう乗り越えようか?と考えるのが楽しくて仕方ありません!