データを社会に実装し、
世の中に前例のない
価値を届けたい。

データサイエンティスト

2020年 入社

盛田 健人 KENTO MORITA

2020年入社。元来の数学好きで学生時代はデータ分析を専攻。SNSなどのデータを用いてWebサービスに対する人の行動予測を研究する。将来は数学の教師を目指していたが、いろいろな企業のインターンを経験する中で、データサイエンティストとして次第にデータを使って人の役に立つことがしたいと考えるようになる。中でも社会に近いところで仕事ができるブログウォッチャーに惹かれ入社を決意。

「データを社会に実装する」
という言葉で拓けた道。

「データを社会に実装する」。これは、私が仕事をする上で大切にしている言葉で、モチベーションにもなっているものです。この言葉に出合ったのは、ブログウォッチャーのインターンに参加したとき。先輩社員が「データ分析を活用することで、人々が正しい意思決定をする世界をつくりたい」とおっしゃっていて、ぼんやりと「データを人のために使いたい」と考えていた私の思いを言い当てている!と思いました。データサイエンティストというと、金融業界などで自社サービスなどの数字をとことん突き詰めるケースが多く、当時私も当り前のように大手生保で1年ほどインターンをしていたのですが、どうしてもそこに喜びを見出せないでいたのです。そんなとき、私にデータサイエンティストとしての道筋を示してくれたのが、この言葉でした。自分が行うデータ分析が社会と密接に関わっていて、しかも人の行動をも変える可能性に秘めている。ブログウォッチャーでデータサイエンティストとして活躍する最大の魅力は、ここに尽きると言えるでしょうね。

面白いことは全部やろう。
助けてくれる仲間もいるから。

「データを使ってこういうプロダクトやサービスを作りたい」、「もっとビジネスを推進できることがしたい」など、みんなやりたいことは違うのですが、共通しているのは「面白そうだからやる」というのが出発点にあること。そして、それを尊重する雰囲気があることです。私が「これをやった方がいい」と提案すると、否定せず「じゃ全部任せるから、やってみて」と責任を持たせてくれる自由な環境はとてもやりがいを感じます。かといって一人で黙々とやるのとはちょっと違って、困ったことがあれば、先輩・後輩、職種関係なくそれぞれの強みを出し惜しみせず、最大のアウトプットを生み出そうと協力もしてくれます。ときにはみんなで笑い合いながら無駄話をしたり、食事に行ったり、どこかに遊びに出かけたりという仲のよさも。ブログウォッチャーは、ベンチャーらしい風土がありながら、リクルートグループならではの優秀な人材の集まりなので、毎日が刺激的で仕事的にも人間的にも何倍も成長できていると実感しています。

データサイエンティストの殻を破った先に見えたもの。

今でこそ自由に意見が言えたり、やりたいことに思い切りチャレンジできたりする環境を楽しんでいますが、実はコミュニケーション下手な典型的な理系学生だった私は、入社当初はそれが苦手で仕方ありませんでした。会議やアポの場では発言せずPCをカチカチ叩いて、聞かれたことしか答えない…データサイエンティストというと、そんなイメージもあったので、あれ?と思うことも「私が言ってもな…」と黙っていました。当然何をやっても手応えを感じないし、物事もうまくまわりません。そんな私を変えたのは「お前が何を言っても誰も怒らないし、言ってくれない方が嫌なんだよ」という先輩の言葉。最初は怖かったです。でも考えを話してみたら、その場にいたみんなが「めっちゃいいね。それでいこう!」と。それからは仕事の面白さも幅も急激に増えていきました。最近は、学生インターンと一緒に、彼らに活躍してもらってチームで成果を出すことに喜びを感じています。データサイエンティストという肩書きはありますが、今はそこにこだわりはありません。これは自分でも驚く大きな変化です。

世の中すべてのデータを
位置情報データで最大化し、社会に届けたい。

位置情報データは、あらゆるデータの“ハブ”としての強みもあると、私は考えています。例えばあるパン屋さんで集まっている購買データと、一見関わりのないように見えるドラッグストアの購買データを、位置情報データを用いてつなぐと「このパン屋さんに行って、ドラッグストアにも行った人」というデータになります。さらに別のデータをつなげれば、より精緻なレコメンドやサービスを生み出せるでしょう。最近はこうした位置情報データにとらわれない提案も期待されており、ある大手小売企業様とは、「店舗のファンをデータで可視化する」という、難題に取り組んでいます。他のデータ会社を巻き込んだ提案をはじめ、前例のないアウトプットを自由に出せるのはチャレンジングで、学びも多くあります。最終的にはブログウォッチャーが蓄積している全データを使って、あるツールを作ろうという話にまとまってきているところです。これが実現すれば、全国の何百という店舗のニーズ、お客様のニーズがデータとして可視化され、小売業界全体にも新たな価値を届けられるはず。「データを社会に実装する」ための一歩になる!と、ワクワクしています。